「ディズニーランドのホテルで盗難されてしまった」
「自宅の駐車場に停めていたのに翌朝には跡形もなかった」

これは実際にランドクルーザー(ランクル)のオーナーが遭遇した盗難事件です。

ランドクルーザー(ランクル)は国内外で需要が高く、転売価値が非常に高いことから窃盗団の格好のターゲットになっています。

近年では「リレーアタック」「CANインベーダー」「ゲームボーイ(キーエミュレーター)」などの最新技術を駆使した盗難手口が横行し、純正のセキュリティではほぼ無力化されてしまいます。

「盗まれる前に対策しておけばよかった…」と後悔する前に、本記事では最新の盗難手口と確実に愛車を守る防犯対策を分かりやすく解説します。

本記事では、これまで20,000台以上の車両に盗難対策を施してきたカーセキュリティ専門店のオーナーとして、経験と実績を基に窃盗犯の最新手口から具体的な対策事例までを分かりやすく解説します。

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ランドクルーザー(ランクル)のオーナーなら絶対に読んでおくべき必読情報です。大切な愛車を守るために、最後までしっかりチェックしてください。

ランドクルーザー(ランクル)は2024年で一番盗難された車種

ランドクルーザー(ランクル)は、その高い人気と市場価値から、国内で最も盗難被害に遭いやすい車種の一つとなっています。

警察庁が発表した「令和6年上半期における車名別盗難台数の状況」によると、ランドクルーザー(ランクル)の盗難台数は前年同期の256台から590台へと倍増しており、この増加傾向は他の車種と比較しても顕著です。

また、2024年に最も盗難被害の多かった車種でもあります。

メーカー 車名(通称名) 令和6年上半期 盗難台数 令和5年上半期 盗難台数
トヨタ ランドクルーザー 590 256
トヨタ アルファード 303 358
トヨタ プリウス 287 260
トヨタ レクサスLX 112 152
トヨタ レクサスRX 80 34
トヨタ ハイエース 60 77
ダイハツ ハイゼット 55 54
トヨタ クラウン 44 50
トヨタ レクサスLS 44 41
スズキ キャリイ 44 52

これだけ多くの盗難被害が出ている背景には、ランドクルーザー(ランクル)は走破性が高く、故障しにくい車種のため海外に輸出される際に高値で売れる傾向にあるためです。

また、密輸ルートが確立されていることから、窃盗団の主要なターゲットとなっています。

ランクルの盗難被害、盗難未遂は多発している

納車2週間で盗難されてしまった方や、

2度もランドクルーザー(ランクル)プラドを盗まれてしまった方もいます。

この動画の方は防犯カメラとリレーアタック対策のため、電波を遮断するキーボックスに入れていたようです。

しかし映像を見る限りですが、ゲームボーイ(キーエミュレーター)を使用され、ものの数分で盗難されてしまったものと思われます。

また、盗難未遂も頻繁に起こっております。

このように、ランクルは全国各地で被害が多発しており、純正セキュリティだけでは盗難を防げていないのが実情です。

ランドクルーザー(ランクル)の盗難手口

では、実際にランドクルーザー(ランクル)はどのような手口で盗難されるのか、2025年現在で多発している盗難方法を解説していきます。

リレーアタック

リレーアタックとは、特殊な装置を使用し、車のスマートキーから発信される微弱な電波を増幅・中継することで、不正にドアを解錠し、エンジンを始動させる盗難手口です。

この方法を使うと、車は正規のキーが近くにあると誤認し、鍵を解除しエンジンをかけられてしまうため、短時間で盗難が可能になります。

特に以下のような状況では、リレーアタックの標的になりやすいです。

・スマートキーを玄関付近に置いている
・駐車場が道路に面している
・防犯カメラやセンサーライトが設置されていない

リレーアタックを防ぐための対策として

・スマートキーを電波遮断ケース(キーケース)に保管する
・車の近くにキーを置かず、別の部屋に保管する
・スマートキーの電波をオフにする(設定が可能な場合)

これらの対策を講じることで、リレーアタックによる盗難リスクを多少なりとも軽減することができます。

canインベーダー

CANインベーダーとは、車のエンジン始動やドアの解錠を制御している「CANバス」という通信システムを悪用する盗難手口です。

通常、車内の電子部品はこのネットワークを通じて情報をやり取りしていますが、セキュリティ面に完全な防御策が施されているわけではありません。
窃盗団は専用の機器を使い、CANバスに偽の信号を送ることで、正規のキーがなくてもドアを解錠し、エンジンを始動させることが可能になります。

つまり、実際にはキーを使用せずとも、車を自由に操作できてしまう危険性があるということです。

この手口に対抗するため、メーカーもソフトウェアのアップデートなどで防御策を強化していますが、イタチごっこになっているのが現状です。
そのため、オーナー自身も最新の盗難情報を把握し、追加の防犯対策を講じることが不可欠です。

ゲームボーイ(キーエミュレーター)

「ゲームボーイ」と呼ばれるキーエミュレーターは、正規のスマートキーの信号をコピーし、あたかも本物のキーのように車を操作できる装置です。窃盗団がこの装置を使用すると、車の鍵がなくても簡単にドアの解錠やエンジンの始動が可能になります。

この手口の特徴は、リレーアタックやCANインベーダーとは異なり、実際に車の電子キー情報を完全に再現できる点にあります。

通常、窃盗犯はディーラーなどの正規ルートを通じてキー情報を取得することはできませんが、不正なツールを使うことで、車両から発する電波を解析・複製することが可能になります。

ランドクルーザー(ランクル)の純正セキュリティ内容

では、ランドクルーザー(ランクル)に標準装備されている純正セキュリティ対策について詳しく解説します。盗難抑止のためにどのようなシステムが搭載されているのかを確認し、効果を見ていきましょう。

TOYOTA純正セキュリティシステム

セキュリティシステムは、近年急増している「CANインベーダー」に対応するために開発された純正の防犯機能です。

このシステムは、車両の通信ネットワークであるCAN(Controller Area Network)への不正アクセスを防ぐ役割を持っています。

しかし、リレーアタック、キーエミュレーター(ゲームボーイ)などの高度な手口を使われると、このセキュリティ機能も容易に無効化されてしまいます。

TOYOTA純正オートアラーム

このシステムは、車内への不正侵入を検知し、直ちに警報音(クラクション)を鳴らして警告を発する防犯機能です。
車種によっては、車両の持ち上げや窓ガラスの破損なども感知し、異常が発生するとアラームを作動させる仕組みになっています。

警報音が鳴ることで、窃盗犯は犯行を継続することが困難になり、被害の拡大を防ぐ効果が期待できます。

しかし、リレーアタック、CANインベーダー、キーエミュレーター(ゲームボーイ)などの高度な手口を使われると、このセキュリティ機能も容易に無効化されてしまいます。

TOYOTA純正電子式イモビライザー

イモビライザーは、正規のキーや認証された電子デバイス以外ではエンジンを始動できないようにする不正起動防止システムです。

電子信号を管理することで、許可されていないキーの複製や、不正なデバイスを使用したエンジン始動を防ぐ仕組みになっています。

しかし、リレーアタック、CANインベーダー、キーエミュレーター(ゲームボーイ)といった高度な盗難手口を使われると、このイモビライザーも簡単に突破されてしまいます。

T-Connectアラーム通知

T-Connectには、盗難防止機能としてGPSを活用したリアルタイムの位置追跡システムが搭載されており、万が一車両が不正に移動した際も、スマートフォンや専用サイトを通じて正確な位置情報を確認できます。

また、ドアのこじ開けや車内への不正侵入などを検知すると、オートアラームが作動し、その情報がスマートフォンに通知される仕組みになっています。

しかし、リレーアタック、CANインベーダー、キーエミュレーター(ゲームボーイ)などの高度な盗難手口を用いられると、これらのセキュリティ機能はすべて無効化されてしまいます。

純正セキュリティだけではランドクルーザーの盗難が防げない理由

トヨタの純正セキュリティシステムは一通りの防犯機能を備えていますが、実際には窃盗犯によって解析され、突破されているのが現状です。

その大きな理由の一つが、「純正セキュリティは全車共通であり、一度攻略されると同様な手法で対応されてしまう」という点にあります。現時点ではすでに解読され、多くの盗難事件が発生しています。

メーカーの純正セキュリティは、すべての車両に統一された仕様で搭載されるため、窃盗団にとっては「標準化された攻略対象」となりやすく、一度手法を確立すれば、多くの車両に応用できるようになります。

彼らは日々、新しいセキュリティ技術を研究し、1台でも成功すれば、その方法を横展開し、多くの車を短時間で盗むことが可能になります。

特にランドクルーザーのような人気車種は、ターゲットになりやすく、一度突破口が見つかると、窃盗団内で手口が共有され、わずか数分で車両が盗まれてしまうケースが後を絶ちません。

例えば、純正のイモビライザーは、キーエミュレーター(通称「ゲームボーイ」)を使うことで、正規のキーの信号を模倣されてしまい、セキュリティ機能が無力化されます。

これにより、オートアラームやイモビライザーの効果がほぼゼロになり、車両は簡単に持ち去られてしまいます。

また、T-Connectアラーム通知も、CAN信号を操作されることで、ハンドルロックやGPS追跡機能が無効化されてしまうため、オーナーが異変に気づくことすらできなくなるのが現状です。

メーカー側も新たなセキュリティ機能を開発し続けていますが、窃盗団はその対策を看破するための手口を次々と編み出すため、「セキュリティ技術の進化」と「盗難手口の進化」のいたちごっこが終わることはありません。

結果として、純正セキュリティだけでは完全に盗難を防ぐことが難しくなっているのが実情です。

最近では、ディーラー側でも「純正セキュリティだけでは不安なため、追加の盗難対策を施すことを推奨する」という案内をするケースも増えており、多くのオーナーが独自のセキュリティ強化を求めています。

ランドクルーザーに効果が薄い盗難対策

純正セキュリティに加えて盗難対策を施しても、実は十分な効果を得られないケースが少なくありません。

セキュリティメーカーが表立って語らない現実ですが、今回は忖度なしで徹底的に公開します。

窃盗団の手口は、一般の方が想像する以上に大胆かつ強引で、ありきたりな対策では簡単に突破されてしまいます。

では、具体的にどのような対策が効果が薄いのか?実際の盗難手口をもとに、注意すべきポイントをわかりやすく解説していきます。

ハンドルロック

ハンドルロックは、車両のハンドルに装着することで不正な操作を防止する物理的な対策です。

ハンドルに直接装着し、不正な操作を物理的に防ぐハンドルロックは、一見すると効果的な防犯対策に思えます。

しかし、実際には窃盗犯たちはノコギリや電動工具を駆使し、ハンドルそのものを切断するという大胆な手口を取り、わずか数十秒で解除されてしまうケースも珍しくありません。

そのため、ハンドルロック単体では防犯効果は期待できないのが現実です。

タイヤロック

タイヤロックは、車両のホイールに装着して車を動かせなくする物理的な防犯アイテムです。

窃盗犯は、そのまま走行し、ホイールロックそのものを破壊してしまうため、これも単独での対策としては不十分です。

ボディカバー

ボディカバーは車体を覆い隠して車両を目立たなくすることで、一見効果的に思われますが盗難被害の抑止にはなりません。

カバーの内側に侵入されてしまうと、逆に窃盗犯にとっては作業がしやすい環境になってしまいます。

外部からの視線を遮るため、工具を使った作業が容易になり、時間をかけてセキュリティを突破して盗難をする機会を与えてしまうことになります。

電波遮断キーケース

電波遮断キーケースにスマートキーを入れることで、リレーアタックを防ぐことはできますが、CANインベーダー、ゲームボーイを防ぐことはできません。

電波遮断キーケースだけでは、あっという間にセキュリティを無効化され、車を持ち去られてしまいます。

ランドクルーザー(ランクル)の盗難対策おすすめ

では、実際にランドクルーザー(ランクル)を守るための効果的な盗難対策を紹介します。大切な愛車を守るため、最適な対策を把握しましょう。

クリフォードorパンテーラを取り付ける

盗難犯がランドクルーザー(ランクル)のエンジンを始動させるためには、イグニッション回路とセルモーター回路の両方を作動させる必要があります。

しかし、クリフォードとパンテーラは、この2つの回路を同時に制御する「ダブルイモビライザー」機能を搭載しており、不正なエンジン始動を制御します。

このダブルイモビライザーの大きな特徴は、セキュリティ本体を取り外すだけではエンジンを始動できない点です。

さらに、バッテリーを外された場合でも、セキュリティ内部でエンジンの始動回路が遮断されたままになるため、盗難を防ぐことが可能です。この高度な防御機能を備えているのは、国内ではクリフォードのみです。

仮に、クリフォードやパンテーラを搭載したランドクルーザー(ランクル)を盗もうとする場合、窃盗犯は次の3つのステップを踏む必要があります。

1.セキュリティシステムの位置を特定する
2.セキュリティシステムを完全に取り外す
3.遮断された配線を手作業で復元し、正常に繋ぎ直す
4.イモビライザー回路を繋ぎ直して純正に戻す

このように手作業で複雑なセキュリティ配線をクリフォードやパンテーラの警報が鳴っている中で元の状態に戻さなければならず、エンジンを始動させるためには膨大な時間と手間がかかるため、盗難の成功率は極めて低くなります。

そのため大半の窃盗団はクリフォードやパンテーラが装備されたランドクルーザー(ランクル)をターゲットから外し、より盗みやすい車両を探す傾向があります。

逆に、1系統のみ(イグニッション回路またはセルモーター回路のどちらか一方)しか制御しないセキュリティでは、窃盗犯にとって突破が容易となり、狙われやすくなってしまいます。

そのため、本気でランドクルーザー(ランクル)を盗難から守るのであれば、2系統を制御する「ダブルイモビライザー」を搭載したクリフォードやパンテーラの導入が最も効果的な対策となります。

窃盗団の目につかない場所に駐車する

盗難を防ぐためには、「窃盗犯の視界に車を入れない」ことが非常に効果的です。なぜなら、視界に入らない車はそもそもターゲットとして認識されにくいからです。

窃盗犯は、効率的に盗む車を選ぶために、周囲を見渡しながら目についた車を優先的に狙います。そのため、路上や開けた駐車場に停めている車は自然と目立ち、ターゲットにされやすくなります。

一方で、建物の影や奥まったスペース、シャッター付きのガレージ内に駐車することで、車が窃盗犯の視界から外れるため、狙われにくくなります。

また、視界に入らない車を確認するためには、窃盗犯は近づく必要があり、それだけリスクが高まります。盗難犯にとって、「目立つ車」と「目立たない車」があれば、当然リスクの少ない方を選ぶため、視界から隠すことは非常に有効な防犯対策となります。

つまり「車を見せない=ターゲットにならない」というシンプルな理屈が盗難防止策として非常に効果が高く、盗難リスクを大幅に減らす方法です。

まとめ

ランドクルーザー(ランクル)は、その優れた走破性と耐久性から海外市場で非常に高い人気を誇り、転売価値が高いため、窃盗団に狙われやすい車種の一つです。

近年では、リレーアタックやECUの書き換えなど、高度な盗難手口が急増しており、純正セキュリティだけでは十分な防御とは言えません。

防犯対策としてハンドルロックやタイヤロックといった物理的な対策もありますが、これらは単独では突破されやすく、効果は限定的です。

最も有効な対策は、2つの回路を同時に制御する「ダブルイモビライザー」を搭載したクリフォードまたはパンテーラを導入することです。
これにより、エンジンの不正始動を確実に防ぎ、盗難を未然に防ぐことができます。

また、窃盗犯の視界に車を入れないことも基本的かつ効果的な防犯対策です。
車が視界に入らなければ、そもそもターゲットとして認識されにくくなり、候補から外れる可能性が高くなります。

愛車を確実に守るためには、純正セキュリティに加えて、複数の防犯対策を組み合わせて防御を強化することが重要です。
視界から隠す工夫や高度なセキュリティシステムの導入によって、盗難リスクを大幅に軽減できます。

ぜひ参考にしてみてください。
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